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Lot. 0198 仏領インドシナ 1ピアストル試作銀貨 19ESSAI(1920) Lecompte-276 NGC PF62(3952018-002)

仏領インドシナ FRENCH INDO-CHINA 1ピアストル試作銀貨 ESSAI 1Piastre 19ESSAI(1920) Lecompte-276 極東の貿易銀として有名な1ピアストル銀貨のデザインはバレー(Barre)による作です。このデザインは1885年~1895年、1901~1928年まで通して使用されています。1885年~1895年の裏面に重量27,215GR. 銀品位0.900 が記載され、1901年~1928年は重量27GR. 銀品位0.900と記載されています。27.215gmはメキシコの貿易銀と比べ重量が重いため流通せずに退蔵されたため、1901年からの発行分は0.215グラムの重量を減らし広く極東に流通させようとしました。今回出品された1ピアストル試作銀貨は表面、自由の女神座像下のエクサージに”19ESSAI"と何年に発行されたのか分かりませんが1920年に試作されたもので、裏面の花環の中央下に”30GR."と重量の記載がされていますが、奇妙なことに花環の外側には従来通りの”27GR"と記載されています。1914年に第一次世界大戦が始まり1918年に終了した世界大戦後に世界経済の混乱と為替相場の乱高下で緊急に従来の極印を使用し、そこに新たな重量を加刻したものです。この試作貨はどのような経緯で中止されたのかは分かりません。女神座像1ピアストル銀貨のプルーフ貨は1885年,1889年,1900年の3年号が知られていますが何れも希少なコインですが、この19ESSAIのプルーフ貨は極めて少ない珍品です。 NGC PF62(3952018-002)

Lot. 0198

現在の価格
3,600,000
Lot. 0198
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