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神聖ローマ帝国　ROMISCH DEUTSCH REICH (HOLY ROMAN EMPIRE)　 レオポルト1世　Leopold I（1657-1705） 10ダカット金貨　１０Ducats　１６５９　ウィーン鋳　Vienna Mint　表面：レオポルト1世ヤングヘッド右向胸像　銘文：”LEOPOLDVS+DG+ROM※(花のマーク)IM+SE+AV+GE+HV+B+REX"　（レオポルト1世神の恩寵によるローマ皇帝，オーストリア公，ドイツ，ハンガリー，ボヘミアの王）．裏面：王冠を戴く双頭の鷲と盾の神聖ローマ帝国紋章．銘文：”・ARC：DVX・AVST：D：・BVR：S：K：C：C：TYRO：１・６・・５９・・”（オーストリア大公，バーガンディー，スティリア，ケルンテン，カリンシア公にしてチロル伯爵）．1657年フェルディナント3世が死去しレオポルト1世は18歳にして神聖ローマ帝国皇帝になります。1659年銘10ダカット金貨の肖像は19歳時に発行された青年像ヤングヘッドです。通常目にするレオポルト1世の肖像は中年像が多く、有名なハプスブルクの唇と呼ばれている下唇が大きい特徴ある肖像ですが、ヤングヘッドの肖像はそこまで強調されて描かれていません。このヤングヘッド10ダカット金貨はウィーン，プラハ，クレムニッツの３造幣廠で発行されていますがいずれも希少品です。特に状態の良いものは極めて希少で珍品です。このヤングヘッドはターレル銀貨にもあり、ウィーン，クレムニッツ，ヨアヒムスタール，クッテンベルク造幣廠で発行されています。