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東インド会社は金貨の必要性から1846年にインド　カルカッタ造幣局長を通じて英国ロイヤルミント(王室造幣局)に新たな金貨発行の要請を致しました。　ロイヤルミントは主任彫刻者ウイリアム・ワイオン(William　Wyon)に新しいデザインの金貨発行を伝えられ、ワイオンはマスターダイ(母型極印)とパンチ製作にかかりましたが、1951年にウイリアム・ワイオンが亡くなったため、新金貨の発行は息子のレオナード・ワイオン(Leonard　Charles　Wyon)に引継ぎ1854年に完成させました。　その後サンプルは2モハール金貨と銀打ち2モハールが極印とパンチと共にカルカッタ造幣局へ送られましたが、途中金貨は紛失し、現在も不明のままです。結局1854年銘の金貨は発行中止となり発行されず終わりました。　後に再鋳貨として僅かなセットが発行されていますが正確のセット数は諸説あり7～10セットと言われています。